日本人宇宙飛行士(大西・油井宇宙飛行士)の健康管理をサポート

 株式会社東京技術計算コンサルタント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:倉川 清志)は、大西卓哉宇宙飛行士および油井亀美也宇宙飛行士による国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションにおいて、有人宇宙システム株式会社(JAMSS)が国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注した契約業務「日本人宇宙飛行士健康管理運用業務」のうち、宇宙放射線被ばく管理にかかる業務を支援しています。


大西卓哉宇宙飛行士と油井亀美也宇宙飛行士©JAXA

■ 健康管理運用支援業務で協力するビジネスパートナーとその役割(2025~2030年度)

有人宇宙システム株式会社健康管理運用支援業務全体とりまとめ(医学検査の実施調整等を含む) 等
学校法人 大妻学院 大妻女子大学宇宙飛行士の栄養評価・面談を担当
エームサービス株式会社宇宙飛行士の栄養評価・面談を担当
セントラルスポーツ株式会社宇宙飛行士の最大酸素摂取量測定を担当
学校法人 杏林学園 杏林大学宇宙飛行士の運動・生理的対策業務を担当
特定非営利活動法人メンタルレスキュー協会宇宙飛行士の精神心理面談を担当
株式会社東京技術計算コンサルタント宇宙放射線被ばく管理にかかる業務支援

■ 日本人宇宙飛行士ミッションにおける健康管理運用業務の概要
 日本人宇宙飛行士に対して、各種訓練やミッションを安全かつ確実に遂行するための健康管理が行われています。特にISS長期滞在中は、微小重力・閉鎖隔離・宇宙放射線被ばくなどがもたらす健康影響リスクを最小化するため、地上から健康状態のモニタリングや評価、対策が行われます。また帰還後には、日常生活への早期復帰と飛行前の体力水準への回復を目的としたリハビリテーションが計画的に行われます。

■ 本業務における役割
 JAXAでは、ISS搭乗宇宙飛行士の放射線被ばく管理のルールを定めて、健康管理を行っています。宇宙飛行士の職業被ばくは、医学検査による被ばくや、訓練中の被ばくもありますが、最も被ばく線量が多いのは宇宙飛行中の宇宙放射線被ばくです。「宇宙放射線被ばく管理」は、宇宙飛行士の被ばく線量を適切なレベルに抑えるために行います。そのためには、飛行中線量の予測や算定、ISS船内放射線環境の監視等が必要になります。株式会社東京技術計算コンサルタントは、これらの業務で使用されるシステムが適切に稼働するよう、業務支援及びシステム保守を実施しています。

Previous

Next